湧網線跡

湧網線に関するその他の痕跡です。

芭露駅跡。
数年前までは駅舎がライダーハウスとして再利用されていましたが、今は撤去され跡地には福祉施設が設けられています。
イメージ 1
福祉施設の入口に石碑が建立されています。

2001年9月時点の様子は↓。
イメージ 2
旧湧網線旧芭露駅
開業:1935年10月10日
廃止:1987年3月20日(=湧網線廃止日)


また2001年9月時点では常呂付近に
イメージ 3
形式不明の客車がありましたが、今回は確認できませんでした。

ちなみに網走駅~遠軽駅間は、石北本線経由よりも湧網線経由の方が距離が短かかった(石北本線経由:113.2km。湧網線経由:106.0km)ため、網走駅を先発する石北本線の急行列車に後発の勇網線の普通列車遠軽駅に先着するというダイヤがかつてありました。
イメージ 4

イメージ 5
これは1972年3月の時刻表です。
網走駅を20:30に発車する石北本線の急行「大雪6号」(北見駅までは普通列車)に、同じく網走駅を20:50に発車する湧網線の普通列車遠軽駅に7分先着するダイヤになっています。


旧湧網線(1987年3月20日全線廃止)
中湧別駅~計呂地間駅:1935年10月10日開業(当時は湧網西線)
卯原内駅~網走駅:1935年10月10日開業(当時は湧網東線)
常呂駅~卯原内駅:1936年10月10日延伸開業(当時は湧網東線)
計呂地駅~佐呂間駅(当初は中佐呂間駅):1936年10月17日延伸開業(当時は湧網西線)
浜佐呂間駅(当初は下佐呂間駅)~常呂駅:1952年12月6日延伸開業(当時は湧網東線)
佐呂間駅~浜佐呂間駅:1953年10月22日延伸開業(=全線開業。同時に全区間を湧網線に線名変更)